

こんにちは、管理人のnk(えぬけー)です。
今回は『仕事や勉強で使うノートパソコンのボディ素材ってめちゃくちゃ重要なんだぜ!』というお話をひたすらさせてください。
パソコンに限らず仕事道具の素材は重要ですよね。
営業マンのペンだったり、料理人の包丁だったり、ミュージシャンのギターだったり。
安物のプラスチック製では一流のプロが使う道具とは言えません。
それはノートパソコンにおいても同じです。
樹脂(プラスチック)製ではなく、金属やカーボン製のしっかりとしたものを選びましょう。
このページではもう少し深くお話ししていきますね。
パソコン選びのおさらい
このサイトではノートパソコンの選び方を紹介しているのですが、他のサイトと比較すると少し複雑です。
まずは最初に少しノートパソコンの選び方のおさらいをさせてください。
ステップ1
用途とサイズで絞り込む。
こちらの記事で詳しく解説しています。
ステップ2。
基本スペック(CPU、メモリ、ストレージ、GPU)で絞り込む。
そしてステップ3、プロの仕事道具としての性能(ボディ素材、ディスプレイ性能、キーボード性能、インカメラ性能)で絞り込むです。
今回はこのステップ3の一部であるボディ素材にフォーカスしてお話ししていく、というわけですね。
しっかりと読んで、ぜひ参考にしてください。
ちなみに、ステップ4は実際にあなた自身が気に入るか入らないか、です。
価格だったり、メーカーだったり、デザインだったり、保証だったり、そこらへんの細かいところです。
ノートパソコンのボディ素材ってどんなのがあるの?
ノートパソコンのボディの素材は
- マグネシウム合金
- アルミニウム合金
- ファイバー系(カーボン、グラス)
- 樹脂やプラスチック
などがありますが、樹脂以外のボディを持つモデルが断然おすすめです。
※ここではファイバー系の素材も金属扱いしながら話を進めていきます。

いきなりマグネシウムと言われてもイメージできませんが、鉄やアルミと同じ金属の物質です。
鉄やアルミと同じように銀の光沢があり、熱を伝えやすいという特徴もあります。
また、マグネシウムは地球上では6番目に多く取れる金属でもあります。
まずは質感についてお話していきます。
※全面がカーボンファイバーなのは、VAIO Zなどです。また全面がグラスファイバーのノートパソコンは私の知る限り存在していません。(2022年現在)
金属ボディの質感について
金属に比べると樹脂やプラスチックの質感はどうしてもチープになりがちです。

ノートパソコンに質感なんか関係無くねえ?

それが…私も最初はそう思ってたんですが、20年以上ノートパソコンを触っているうちにボディ素材の質感の重要性をものすごく感じるようになりました。
ところで、以下のような用途の道具は高品質なものにしろとよく言われます。
- 仕事で使う道具
- 毎日使う道具
- 手で直接触ったり肌に直接触れて使う道具
- 自分の健康に影響する道具(布団など)
ノートパソコンはこれらの項目にかなり当てはまります。(健康だけは微妙ですが)
当ブログではノートパソコンは本業や副業でお金を稼ぐための武器として考えています。
この武器の質感が高いことで所有欲が満たされ、満足度とモチベーションが上がり、次第に大きな成果や収入につながり、最終的には自分の目標や幸せに行きつきます。
成果や収入はあなたが最も求めているもののはずです。(違っていたらすみません)
言葉ではなかなか伝わらないかも知れませんが、長年パソコンを触ってきた私はつくづく思います。
仕事でパソコンを使うのであれば樹脂製は避けた方が良いです。
やはり樹脂製のものはおもちゃ感が強く、一度フルメタルボディのパソコンを所有したことがある者からすると、そのチープさに残念な気持ちになります。
金属ボディの強度について
当然ですが、樹脂よりも金属の方が強度が高いです。
メーカーの耐衝撃テストや落下テストでも樹脂製とは全く異なる結果が出ています。
大事なデータを保管する『箱』は硬いに越したことはありません。
特に持ち運びが多い人にとっては、衝撃に強いというのは非常に大きなメリットです。
つまり、13インチなどの小型で頻繁に持ち歩くPCほど金属ボディの恩恵を受けやすいです。
金属ボディの放熱性について
それに金属ボディのノートパソコンは放熱性に優れています。
パソコンは内部のコンピュータに負荷がかかると、どんどん発熱します。
ほとんどのノートパソコンはファンと吸排気口が付いていて冷却されるのですが、ボディが金属だとそれだけで放熱してくれます。
反対に金属ボディに比べて樹脂ボディは温度伝達しにくいので、熱をPC内部にとどめやすい傾向にあります。
熱を内部にとどめやすいということは、寿命を縮めたり故障の原因になる可能性が高くなります。
以上のようなことを考慮すると、ボディ自体は熱くなって作業しにくいかもしれないが、金属ゆえに早く冷えるので、数分間の休憩時間をとるなどして対応しましょう。
ノートパソコンの発熱と対策については、別記事でも解説していく予定です。
金属ボディの重量について
金属製のボディと言われるといかにも重そうに聞こえますが、そんなことはありません。
特に軽いのがマグネシウム合金とカーボンファイバーで、これらの素材から作られているPCは樹脂製PCよりも軽いです。
ただしアルミニウム合金製だとちょっと重めです。
金属が樹脂に比べて高強度で重いのは確かですが、高強度であるがゆえに
ボディに使われる素材の体積も少ない=重量の増加につながりにくい
ということが言えます。
当サイトではライバル機種よりも大幅に重量が軽いノートパソコンには1点加点して採点しています。
サイズ | 加点対象のPC | ライバルPCの平均重量 |
13インチ以下 | 1.0kg未満 | 1.2〜1.4kg |
14インチ | 1.1kg未満 | 1.3〜1.6kg |
15インチ以上 | 1.4kg未満 | 1.6〜2.0kg |
まとめ ノートパソコンのボディ素材の重要性を知らないのはヤバいよ?
以上の通り、質感・強度・放熱性の3点において、金属ボディのパソコンは樹脂製のものよりかなり優れています。
そのため当サイトでは、パソコンの全面(天面もキーボード面も底面も)が金属製かカーボンファイバー製であれば1点加点して評価しています。
また、加点対象ではありませんが、ボディカラーにも注意が必要です。
「どうしても赤色のボディのPCが良い!」などの希望がある方は機種選びの幅は狭くなります。
個人的におすすめなボディ色は、白系、黒系、銀系です。
主張するような鮮やかな色のボディは集中力を削ぎ、長時間の作業の邪魔になる場合が多いからです。
※銀色系や金色系のノートパソコンはくすんだ色であることがほとんどで、ギラギラせずむしろ落ち着いた雰囲気ですので、これらの色もおすすめです。
- フルメタルボディか否か
- ライバル機種より軽量かどうか
の2項目が評価対象であり、トータル2点満点です。
ここで2点を取れる機種は、具体的には
- 富士通のLIFEBOOK UH
- Dynabookの多数機種
- NECの多数機種
- mouse DAIV 4P
- VAIO Z
などです。
はっきり言って、素材と軽さ勝負では日本企業は相当強いです。
反対に海外メーカーではHP Pavillion Aero13やLenovoのThinkPad X1 nano Gen2などが有名です。
フルメタルボディのパソコンは
- 質感が高い
- 強度が高い
- 熱に強い
- 軽い
などのメリットがあることは必ず覚えておきましょう。