今回の記事では土砂災害を回避する方法を紹介していこうと思います。
平成30年7月豪雨により、西日本を中心に各地で土砂災害が発生しました。
実は私も4年前(2014年、この時も広島で大規模の土砂災害が起こりました)、大雨による土砂災害で被災しました。
その時思ったのは『自然の力に人間が勝つことは不可能、予想して対策するしかない』ということです。
ウチは関西の田舎の山奥のムーミン谷みたいな所にあります。
この時は、山の上の方で土砂崩れ→土砂が川を埋めてしまう→川が溢れる→そこらじゅう冠水というパターンでした。
幸運にもウチは床下浸水だけで済んだのですが、隣の家は床上浸水で家屋半壊となりました。
ちょうど仕事が夏季休暇中だったので毎日のように隣家に復旧の手伝いに行きました。
合間を見て、自分の家の乾いた泥の回収作業をするって感じでしたね。
縁の下とか本当にきつかったです。
親戚のおばさんが来て私たちの作業姿を見て泣いていた顔は今でも忘れられません。
私が今生きていて、こうして記事を書いているのももしかしたら奇跡なのかも知れません。
と、話が脱線してしまったので戻しましょう。
土砂災害の予防と対策と言っても、自然の力に個人で対抗出来ることなどほとんどありません。
川の上流に砂防ダムを作るとか
川の堤防をかさ上げするとか
地域の排水能力を上げるだとか
そういう対策は国や都道府県、各自治体が大規模に工事を行って初めて効果が出るものです。
土砂崩れ、土石流などの土砂災害を事前に察知!
上にも書いた通り、平成30年7月豪雨により、日本ではたくさんの犠牲者が出ました。
多くは土砂災害による被害で、大雨で山が崩れ、流れてきた土砂によって亡くなってしまった方が非常に多かったです。
土砂災害は突然起こる
山から流れてくる土砂はすごく速いです。
一瞬です。
山が崩れてから避難していたのでは間違いなく間に合いません。
ではどうすれば良いのか?
山が崩れる前に逃げることが必須
山が崩れる前に逃げることが必須となるわけです。
これしか手はありません。
土砂災害で亡くなった人は何をやってたのか?
ほとんど逃げてないでしょう。
「まあウチは大丈夫だろ」と油断してた方がほとんどでしょう。
犠牲になった方に対して非常に厳しい言い方かも知れませんが、それではダメなのです。
大多数の人が言ってるから正解、ではないのです。
犠牲になった人達から何かを学ばないと、その人達も浮かばれないと思います。
じゃ、具体的に何をすれば良いのか、ですが『山が崩れる前にとにかく逃げること』です。
でもいつ山が崩れるかなんてわからない?
いいえ、前兆があるのです。
山が崩れるのを事前に察知して逃げる事が最も大事です。
これから土砂崩れの前兆や予兆をまとめていきます。
土砂崩れ、土石流などの土砂災害前兆や予兆
山でいきなり大規模な土砂崩れが起こることは少ないです。
大規模な土砂崩れの前に小規模な土砂崩れが多少起きます。
地震の余震と同じだと思ってもらってOKです。
この小規模な土砂崩れをいちはやく察知することが重要です。
その特徴は以下の通り。
- 山の方から『ゴゴゴ・・・』みたいな地鳴りがする(雷の音と聞き間違い注意)
- 山の方からパキパキと木が折れる音がする
- 山の方からコロコロやゴロゴロと石が転がり落ちてくる音がする
- 川から石のぶつかり合う音が聞こえてくる
- 川に木が流れている
- 川の水が減っている(上流が埋まるとマジでこれなります)
- 土の匂いが強い(山の土特有の変な匂いなのでわかりやすいです)
これめちゃくちゃ重要ですので、絶対に覚えておいてください。
大雨が降った時はたまには窓を開けて外の様子をうかがってみてください。
夜でも音や匂いはわかりますので、やってみる価値はめちゃくちゃあります。
これはあくまで私の経験談です。
調べてみると他にも湧き水の濁りや枯れなどもあるようですが、大雨の中ではわかりにくいです。
土砂崩れ、土石流などの土砂災害を事前に察知!前兆や予兆で予防対策まとめ
以上、今回は土砂災害を事前に察知する方法をまとめてみました。
これを知ってれば土砂災害から逃げられる確率はかなり高くなると思います。
大雨や台風が近づいてきた時にあなたがやるべきことはまず、事前に避難用荷物をまとめておくこと。
- 免許証やパスポート、保険証などの身分証明書
- 現金、クレジットカード(財布)
- 通帳
- ケータイ
- 着替え
- タオル
- 雨具(カッパが望ましい)
- 長靴
- ケータイの充電器やモバイルバッテリー
- 非常食
- 懐中電灯(頭に付けるタイプのものが便利)
- 宝石類や腕時計もかさばらないので持っていた方が良い)
くらいは準備しておくべきです。
雨具と長靴は着用して逃げられるようにしておいてください。
タオルは2種類用意しておくと良いです。
汚くなってもいいやつと、なるべくきれいなまま使うやつです。
スマホを使うためにしょっちゅう手を拭くことになるのですが、この時タオルの使い分けが出来るととても良いです。
懐中電灯はおでこに着けられるものが良いです。
こんなやつです。
私もGENTOSの物を持っています。
夜間は傘とスマホだけで両手がふさがってしまう時なんかもあるのでおでこライトはかなり有用ですよ。
逃げる時に持ち出すものは個人によってもかなり違うと思いますので、事前に調べて揃えておくのが良いですね。
当然両手が自由になるリュック型が最強です。
私は登山用のザックに詰め込んでいます。
これらを準備したら、こまめに外の様子を伺いながらテレビでニュースをチェックしておくのが最良かと思います。
以上、長くなりましたが、このあたりで本記事は締めくくりたいと思います。
この記事が少しでも誰かの役に立つ事を願います。
それから災害時の時の記事として他にもこんなものを書いていますので、よろしければみてください。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
では。