DELL XPS 13 Plus (9320)と無印の違いは?迷わず買って良い理由とは。
2023.03.21更新
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こんにちは。当サイト管理人のnk(えぬけー)です。
今回はDELLのノートパソコン、XPS 13 Plus (9320)を厳しく評価していきます。
結論から言うと、DELL XPS 13 Plus (9320)はデザインが奇抜なだけでなく、中身も非常に高性能で、当サイトが自信を持っておすすめ出来るC3タイプののーとPCです。
C3タイプというのは、当サイトが独自に定めているノートPCの分類です。
用途\サイズ | 15.0インチ以上 | 14インチ台 | 13.9インチ以下 |
---|---|---|---|
ゲーミングPC ・144Hz以上のモニター搭載 ・専用GPU搭載 | A1タイプ | A2タイプ | A3タイプ |
クリエイターPC ・144Hz以上のモニター非搭載 ・専用GPU搭載 | B1タイプ | B2タイプ | B3タイプ |
ビジネスPC ・144Hz以上のモニター非搭載 ・専用GPU非搭載 | C1タイプ | C2タイプ | C3タイプ |
そんなDELL XPS 13 Plus (9320)ですが若干の弱点もあります。
XPS 13 Plus (9320)の優れている点、劣っている点それぞれをくわしく解説していきます。
当サイトでは
- パソコン購入時は用途とサイズを必ず最初に決める
- 基本スペックを絞り込む
- 裏スペックを絞り込む
という3ステップのルールに従って、ノートPCの評価をしています。
初めて訪れていただいた方は最初にこちらのページをご覧ください。
今回のDELL XPS 13 Plus (9320)はC3タイプということになりますが、世に出回っているC3タイプPCの中では非常に高い裏スペックを持っています。
まずは基本スペックからくわしく見ていきましょう。
※今回紹介いたしますのは無印の『XPS 13』ではありません。
DELL XPS 13 Plus (9320)の基本スペックと基本情報
まずはDELL XPS 13 Plus (9320)の基本スペック、基本情報をご覧ください。
メーカー | DELL |
モデル名 | XPS 13 Plus (9320) |
タイプ | C3:13インチビジネス |
画面サイズ | 13.4インチ |
OS | ・Windows11Home ・Windows11Pro |
CPU※1 | ・Intel Core i5 1240P (17476) 12-16 28W ・Intel Core i7 1260P (16994) 12-16 28W |
GPU | インテルIris Xe |
メモリ※2 | ・16GB(✖️)(5) ・32GB(✖️)(5) |
ストレージ | ・512GB ・1TB ・2TB |
サイズ(横×奥行き×高さ) | 295.3mm×199.0mm×15.3mm |
重量 | 1.23kg |
ディスプレイ解像度※3 | ・1920×1200 ・3840×2400 |
カラーバリエーション | ・グラファイト ・プラチナシルバー |
インターフェース | Thunderbolt4[40Gbps]×2 |
SIMスロット | なし |
光学ドライブ | なし |
テンキー | なし |
価格※4 | 209,791〜344,411円 |
- ※1 CPUスペックの表記について
- ■()内の数値はPassmarkのスコアです
■12-16とは12コア16スレッドという意味です
■28Wとは消費電力です
- ※2 メモリの表記について
- ■(✖️)は換装、増設が不可能であることを指します
■(5)はメモリの世代(DDR)です
- ※3 画像解像度について
- ディスプレイは3種類用意されています。
・FHD+(1920×1200)タッチ無し
・3.5K+(3456×2160)タッチあり OLED
・UHD+(3840×2400)タッチあり
- ※4 価格の表記について
- ■CPU、メモリ、ストレージ、OS、ディスプレイなど、選択によって価格が変わります
■価格は記事執筆時のものとなります
続きまして、当サイトが独自に定め、最重要基準としている裏スペック評価についてです。
DELL XPS 13 Plus (9320)の裏スペック
- 裏スペックとは?
- 「CPUやメモリは当然のこととして、仕事用ノートPCには他にもこういう機能が欲しいよね」
というものを当サイトが独自に10項目選定し、それらをどれくらい満たせているかを10点満点で評価したものです。
詳細はこちらのページで解説しています。
DELL XPS 13 Plus (9320)の裏スペックおよび裏スペックスコアは以下の通りです。
評価項目 | 内容 | 評価 |
---|---|---|
ボディ素材 | 全面アルミニウム合金 | ◯ |
重量 | 1.23kg | ✖️ |
画面の縦横比 | 16:10 | ◯ |
画面の最大明るさ | 400nit、500nit | ◯ |
sRGBカバー率 | 100% | ◯ |
画面上部ベゼルの太さ | 画面縦幅に対し5%未満 | ◯ |
反射加工 | アンチグレア | ◯ |
生体認証 | 指紋○、顔◯ | ◯ |
US配列キーボード | 選択可能 | ◯ |
インカメラ画素数 | 92万画素 | ✖️ |
裏スペックスコア | 10点満点中 | 8 |
■裏スペックスコア8点は非常に高得点。
8点という裏スペックスコアは当サイトでは自信を持っておすすめできるスコアです。
ちなみにC3タイプでは…
10点満点を獲得しているモデルは存在せず
9点を獲得しているモデルは1〜2機種のみ。神。
8点を獲得しているモデルは3〜4機種で極レア。
7点以下は数十モデルあり、スコア的にオススメしにくい。
(2023年1月現在)
という感じですので、DELL XPS 13 Plus (9320)はかなり上位評価です。
■重量が重めなのが少し残念です。
13.9インチ以下のノートPCの中には1kg切りの機種もあります。
それらと比較すると1.23kgという重量は少し残念です。
アルミ合金製のボディのためどうしても重くなってしまいがちですが、逆にその重厚感が高級感や満足感にも繋がっているので好みが分かれると思います。
評価点は付きませんが、私個人的には1.23kgは大半の方が許容できる重量ではあるかと思います。
■インカメラが92万画素なのも残念ポイントです。
XPS 13 Plus (9320)の上部ベゼルは、インカメラが搭載されているのが信じられないほどの狭い幅なのですが、ここに高解像度カメラを仕込むのが技術的に非常にむずかしいと思われます。
スタイリッシュな見た目を優先するか、カメラ性能を優先するかですが、ウェブカメラの使用頻度が低い方は別売りのウェブカメラで対応するのもアリだと思います。
この点は無印のXPS 13と同じです。
DELL XPS 13 Plus (9320)の購入時のおすすめの構成と価格
ではDELL XPS 13 Plus (9320)を実際に購入するとなると、どんな基本スペックにするのが良いのでしょうか?
また、その時の価格はいくらになるのでしょうか?
選べるオプションが多いですが、当サイトが推奨する基本スペックで構成すると以下の通りです。
CPU | Intel Core i5 1240P (17476) 12-16 28W |
メモリ | 16GB(✖️)(5) |
ストレージ | 512GB |
OS | Windows11Home 日本語 |
ディスプレイ | FHD+(1920×1200)タッチ無し |
キーボード | 英語 |
上記の構成ですと価格は209,791円となります。
裏スペックスコアが8点ですので、1点あたり26,224円というのがコスパの目安になります。
その他 DELL XPS 13 Plus (9320)で気になるところ
DELL XPS 13 Plus (9320)を購入するにあたり、気になる点や注意点をまとめました。
インターフェースってこれで足りるでしょうか?
Thunderbolt4[40Gbps]が2つだけですので、かなり少ないですね。
ですが、個人的にはこういうミニマルでシンプルがノートPCは大好きです。
ここは意見が分かれるところだと思うのですが、どうしても足りないと思う方は別途ハブを用意するのが良いと思います。
お問い合わせサポートの電話相手が外国人って本当?
本当です。私も何度も電話でお話したことがあります。
おそらく中国の方がほとんどだと思いますが、実際に話してみると、日本語はすごく上手で普通に会話できます。
製品のことにもものすごく詳しいです。
私も最初は不安でしたが、今は頼もしいと感じています。
XPS 13 (9315)との違いはなに?
次項でくわしく解説していきます。
DELL XPS 13 Plus (9320)と無印の違いは?
DELL XPS 13 Plus (9320)と無印のXPS 13 (9315)の違いを表にしてみました。
項目 | XPS 13 Plus (9320) | XPS 13 (9315) |
---|---|---|
CPU | ・Core i5 1240P (17476) 12-16 28W ・Core i7 1260P (16994) 12-16 28W | ・Core i5 1230U (10583) 10-12 9W ・Core i7 1250U (13603) 10-12 9W |
メモリ | ・16GB(✖️)(5) ・32GB(✖️)(5) | ・8GB(✖️)(5) ・16GB(✖️)(5) ・32GB(✖️)(5) |
ストレージ | ・512GB ・1TB ・2TB | ・256GB ・512GB ・1TB |
重量 | 1.23kg | 1.17kg |
サイズ(横×奥行き×高さ) | 295.3mm×199.0mm×15.3mm | 295.4mm×199.4mm×14.0mm |
カラーバリエーション | ・グラファイト ・プラチナシルバー | ・スカイ ・アンバー |
キーボード | キーが大きく、キー間に隙間がない | キー間に隙間がある |
Fキー | タッチキー | 一般的なキー |
タッチパッド | パッド周辺との境界線が見えない | パッド周辺との境界線が見える |
ディスプレイ | ・FHD+(1920×1200)タッチ無し ・3.5K+(3456×2160)タッチあり OLED ・UHD+(3840×2400)タッチあり | ・FHD+(1920×1200)タッチ無し ・FHD+(1920×1200)タッチあり ・UHD+(3840×2400)タッチあり |
バッテリー | 55Whr | 51Whr |
スピーカー | 2W×4 | 2W×2 |
価格 | 209,791〜344,411円 | 113,961〜336,472円 |
裏スペックスコア | 8点 | 8点 |
当サイト推奨スペックでの価格 | 209,791円 | 168,000円 |
コスパ(スコア1点あたりの価格) | 26,224円 | 21,000円 |
大きな違いだけをまとめると…
■基本スペックはPlusの方が盛れます。
■XPS 13 Plus(9320)のキーはキーひとつひとつが密着しており、キー感に隙間がありません。そのためキーひとつがかなり大きめになっています。
■XPS 13 Plus(9320)のFキーはタッチパッド式になっています。これには否定的な意見が多いです。過去にはMacBook Proにタッチ式のFキーが採用されていた時期がありましたが、評判が悪かったせいか現在は一部をのぞいて廃止されています。
■XPS 13 Plus(9320)は見た目にはタッチパッドが見えません。一見不便そうに見えますが、タッチパッドは目視ではなく手指の感覚だけで使うものですので、実用レベルの使い勝手にほとんど差はありません。
■美麗なOLEDディスプレイにするならXPS 13 Plus(9320)を選ぶしかありません。その場合解像度は3.5Kに固定となります。
■バッテリーにはそこまで大きな差はありません。
■スピーカーですが、XPS 13 Plus(9320)には無印の2倍の数が搭載されています。
■価格はXPS 13 Plus(9320)の方が非常に高い印象を受けますが、当サイトが推奨するスペックで揃えた場合の価格差は約40,000円で、無印を基準にするとPlusは25%ほど高い計算になります。
■ボディカラーの違いは大きく、無印のスカイは水色、アンバーは濃いあずき色のようなイメージです。Plusのグラファイトは黒に近い色で、プラチナシルバーは白に近い色です。
以上の通り、どちらも一長一短でなかなか決めにくい仕様となっております。
私個人的には黒いPCが好きですので、グラファイトを選べるPlusを選びます。キーボード周りが使いにくそうではありますが、色を優先した方が使用中に高い満足感を得られそうな気がしてます。
好みに合わせてどちらを買っても正解だと思います。
買った結果どうしても気に入らないときは、売却して買い直すのがもっとも賢い選択だと思います。(自分でもそうします。)
高い買い物ですが品質は間違いありませんので、リセールバリューの高いMacBookのように高額で売却できます。
まとめ DELL XPS 13 Plus (9320)と無印の違いは?迷わず買って良い理由とは。
以上、今回はXPS 13 Plus(9320)を厳しく評価し、無印のXPS 13 (9315)と比較してみました。
どちらも裏スペックスコアは8という非常に高性能なPCで、甲乙つけがたい結果となりました。
両機種ともC3タイプのビジネスノートPCとして十分な基本スペックを持ちながら、8点という高い裏スペックスコアも併せ持っており、仕事道具として使うのに文句無しです。
弱点は重量とカメラ性能の2点のみで、ここが特に気にならない方には最高のノートPCです。
私は100機種以上のノートPCの細かなスペックをエクセルで一覧表にまとめているのですが、C3タイプではDELL XPS 13 (9315)に対抗できるモデルはほとんど存在していません。
C3タイプのパソコンを購入検討されている方には、Plusも無印もどちらも強くおすすめ出来るモデルです。
ぜひ参考にされてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事があなたの人生のお役に立ちますように。