HP Pavilion Aero 13-beのコスパがいまだにぶっ壊れててドン引きしてます。
2023.03.21更新
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こんにちは。当サイト管理人のnk(えぬけー)です。
今回はHPのノートパソコン、Pavilion Aero 13-beを厳しく評価していきます。
結論から言うと、HP Pavilion Aero 13-beはその完成度に反して非常に安価というコスパ抜群の製品です。
C3タイプというのは、当サイトが独自に定めているノートPCの分類です。
用途\サイズ | 15.0インチ以上 | 14インチ台 | 13.9インチ以下 |
---|---|---|---|
ゲーミングPC ・144Hz以上のモニター搭載 ・専用GPU搭載 | A1タイプ | A2タイプ | A3タイプ |
クリエイターPC ・144Hz以上のモニター非搭載 ・専用GPU搭載 | B1タイプ | B2タイプ | B3タイプ |
ビジネスPC ・144Hz以上のモニター非搭載 ・専用GPU非搭載 | C1タイプ | C2タイプ | C3タイプ |
HP Pavilion Aero 13-beは発売が2021年11月と、いまさら記事にするには少し古めです。
ですが何よりすごいのが、発売の当初から話題になったコスパがいまだにキープされていることです。
2023年1月現在も自信を持ってオススメできる、ということなのです。
ただし、弱点もあります。
今回はHP Pavilion Aero 13-beの優れている点、劣っている点それぞれをくわしく解説していきます。
当サイトでは
- パソコン購入時は用途とサイズを必ず最初に決める
- 基本スペックを絞り込む
- 裏スペックを絞り込む
という3ステップのルールに従って、ノートPCの評価をしています。
初めて訪れていただいた方は最初にこちらのページをご覧ください。
今回のHP Pavilion Aero 13-beはC3タイプということになりますが、世に出回っているC3タイプPCの中では非常に高い裏スペックを持っています。
まずは基本スペックからくわしく見ていきましょう。
HP Pavilion Aero 13-beの基本スペックと基本情報
まずはHP Pavilion Aero 13-beの基本スペック、基本情報をご覧ください。
メーカー | HP |
モデル名 | Pavilion Aero 13-be |
タイプ | C3:13インチビジネス |
画面サイズ | 13.3インチ |
OS | ・Windows11Home ・Windows11Pro |
CPU※1 | ・AMD Ryzen 5 5625U (14577) 6-12 15W ・AMD Ryzen 7 5825U (18161) 8-16 15W |
GPU | AMD Radeon |
メモリ※2 | ・8GB(✖️)(4) ・16GB(✖️)(4) |
ストレージ | ・256GB ・512GB |
サイズ(横×奥行き×高さ) | 298mm×209mm×18.9mm |
重量 | 0.957kg |
ディスプレイ解像度 | 1920×1200 |
カラーバリエーション | ・セラミックホワイト ・ピンクベージュ |
インターフェース※3 | 電源ポート 音入出力3.5mmポート HDMIポート2.0 USB-A[5Gbps]×2 USB-C(PD/DP)[10Gbps]×1 |
SIMスロット | なし |
光学ドライブ | なし |
テンキー | なし |
価格※4 | 109,000〜144,000円 |
- ※1 CPUスペックの表記について
- ■()内の数値はPassmarkのスコアです
■6-12とは6コア12スレッドという意味です
■15Wとは消費電力です
- ※2 メモリの表記について
- ■(✖️)は換装、増設が不可能であることを指します
■(4)はメモリの世代(DDR)です
- ※3 インターフェースの表記について
- ■PDとはPowerDelivery(ぱわーでりばりー)の略で、このUSBポートを使ってコンセントから電源を取ったり(専用の電源ポートを使わず)、このポートからスマホやタブレットを充電するなど、データだけでなく電力のやり取りまで出来る機能です。
■DPとはDisplayPort(でぃすぷれいぽーと)の略で、2画面運用する時などに別ディスプレイへ接続し、映像を送ることができる機能です。HDMIより高解像度の映像を送れます。
- ※4 価格の表記について
- ■CPU、メモリ、ストレージ、OSなど選択によって価格が変わります
■価格は記事執筆時のものとなります
続きまして、当サイトが独自に定め、最重要基準としている裏スペック評価についてです。
HP Pavilion Aero 13-beの裏スペック
- 裏スペックとは?
- 「CPUやメモリは当然のこととして、仕事用ノートPCには他にもこういう機能が欲しいよね」
というものを当サイトが独自に10項目選定し、それらをどれくらい満たせているかを10点満点で評価したものです。
詳細はこちらのページで解説しています。
HP Pavilion Aero 13-beの裏スペックおよび裏スペックスコアは以下の通りです。
評価項目 | 内容 | 評価 |
---|---|---|
ボディ素材 | 全面アルミニウム合金 | ◯ |
重量 | 0.957kg | ◯ |
画面の縦横比 | 16:10 | ◯ |
画面の最大明るさ | 400nit | ◯ |
sRGBカバー率 | 100% | ◯ |
画面上部ベゼルの太さ | 画面縦幅に対し5%未満 | ◯ |
反射加工 | アンチグレア | ◯ |
生体認証 | 指紋○、顔✖️ | ◯ |
US配列キーボード | 選択不可能 | ✖️ |
インカメラ画素数 | 92万画素 | ✖️ |
裏スペックスコア | 10点満点中 | 8 |
■裏スペックスコア8点は非常に高得点。
8点という裏スペックスコアは当サイトでは自信を持っておすすめできるスコアです。
ちなみにC3タイプでは…
10点満点を獲得しているモデルは存在せず
9点を獲得しているモデルは1〜2機種のみ。神。
8点を獲得しているモデルは4〜5機種で極レア。
7点以下は数十モデルあり、スコア的にオススメしにくい。
(2023年1月現在)
という感じですので、HP Pavilion Aero 13-beはかなり上位評価です。
■US配列を選べないのは残念ポイント。
HP公式サイトで購入するとなるとJIS配列しか選べません。
英語サイトからはUS配列を買うことができますが、そうすると今度はOSまでもが英語になってしまうので、それもオススメしにくいです。
■インカメラが92万画素なのも残念ポイントです。
HP Pavilion Aero 13-beの上部ベゼル幅は狭く、ここに高解像度カメラを仕込むのが技術的にむずかしいと思われます。
スタイリッシュな見た目を優先するか、カメラ性能を優先するかですが、ウェブカメラの使用頻度が低い方は別売りのウェブカメラで対応するのもアリだと思います。
14インチ版のPavilion Plus 14-ehでは、狭いベゼルに500万画素のカメラが入っているので、次モデルのPavilion Aero 13では高画質カメラが付くかも知れません。
HP Pavilion Aero 13-beの購入時のおすすめの構成と価格
さて、HP Pavilion Aero 13-beを実際に購入するとなると、基本スペックをどのような構成にするのが良いのでしょうか?
また、その時の価格はいくらになるのでしょうか?
当サイトが推奨する基本スペックで構成すると以下の通りです。
CPU | AMD Ryzen 5 5625U (14577) 6-12 15W |
メモリ | 16GB(✖️)(4) |
ストレージ | 512GB |
OS | Windows11Home 日本語 |
上記の構成ですと価格は109,801円となります。
裏スペックスコアが8点ですので、1点あたり13,726円というのがコスパの目安になります。
その他 HP Pavilion Aero 13-beで気になるところ
HP Pavilion Aero 13-beを購入するにあたり、気になる点や注意点をまとめました。
高評価に対し安価でコスパはかなり良いですが、基本スペックや裏スペック以外で何かデメリットはありますか?
HPのノートPCではあるあるなのですが、キーボード右側(エンターキーのさらに右側)に一列キーが付いています。
これが苦手な方も多いので注意してください。
HPは納期が長いって本当ですか?
全モデルの納期が長いわけではありませんし、時期によっても違います。
が、実際「買ったけど届くのが遅い」という話は、HPでは頻繁に耳にします。
他メーカーでも当然の話ではありますが、HPの場合は特に納期の確認をしっかりと行いましょう。
よりハイグレードのENVY x360 13-bfやSpectre x360 14-efは9点とか10点だったりしますか?
HPのノートPCのグレード的には
Chromebook<HP<Pavilion<ENVY<Spectre
なのですが、ENVYやSpactreのスコアはPavilion Aero 13-beより低いです。
かんたんですが下記にまとめました。
Chromebook ※5 | HP ※6 | Pavilion Aero 13-be | ENVY x360 13-bf | Spectre x360 14-ef | |
裏スペックスコア | ー | ー | 8 | 6 | 7 |
当サイトが推奨する 基本スペックを満たす モデルの価格 | ー | ー | 109,801円 | 149,800円 | 184,800円 |
コスパ (スコア1点あたりの価格) | ー | ー | 13,726円 | 24,967円 | 26,400円 |
オススメ度 | ー | ー | ◎ | △ | △ |
- ※5 Chromebookについて
- HPのC3タイプChromebookは、もっともハイグレードなモデルでもCPUがIntel Core i7-10510Uどまりとなります。
このCPUのPassMarkスコアは6735点であり、当サイトが推奨する基本スペック(Pass Markスコア10000以上)を満たせていないため除外しています。
- ※6 HPについて
- HPはそもそも13インチモデルが製品ラインナップに存在していません。
14インチ、15インチ、17インチはありますので、比較するならC1タイプやC2タイプでのお話になります。
公式サイトではENVY x360 13-ayは完売しておりますので、ENVY x360 13-bfと比較しています。
また、HP Spectre x360 14-eaはCPUがインテル11世代ですので、12世代インテルを搭載しているSpectrex360 14-efと比較しています。
表を見てわかる通り、本来ENVYやSpectreより格下なはずのPavilion Aero 13-beですが、裏スペックスコアは上位機種を凌駕しています。
にもかかわらず価格は抑えられているので、コスパが異常なほど良いという不思議な現象が起きています。
安価でC3タイプのPCを求めている方にはもっともオススメできるノートPCです。
まとめ HP Pavilion Aero 13-beのコスパがいまだにぶっ壊れててドン引きしてます。
以上、今回はHP Pavilion Aero 13-beを評価してみました。
裏スペックスコアは8点で、当サイトの基準から言えば非常に高得点です。
私は100機種以上のノートPCの細かなスペックをエクセルで一覧表にまとめているのですが、C3タイプではHP Pavilion Aero 13-beに対抗できるモデルはほとんど存在していません。
その中でもHP Pavilion Aero 13-beはコストパフォーマンスが異常なほど優れているモデルです。
低価格でC3タイプのパソコンを購入検討されている方には、最も強くおすすめ出来るモデルです。
学生さんなんかには特にオススメですね。
ぜひ参考にされてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事があなたの人生のお役に立ちますように。