Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2を厳しく評価したけど完全に最強だった。
2023.03.21更新
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こんにちは。当サイト管理人のnk(えぬけー)です。
今回はLenovoのノートパソコン、ThinkPad X1 Nano Gen2を厳しく評価していきます。
結論から言うと、Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2はC3タイプのノートPCでは抜群に完成度が高く、当サイトがもっとも自信を持っておすすめ出来る一台です。
C3タイプというのは、当サイトが独自に定めているノートPCの分類です。
用途\サイズ | 15.0インチ以上 | 14インチ台 | 13.9インチ以下 |
---|---|---|---|
ゲーミングPC ・144Hz以上のモニター搭載 ・専用GPU搭載 | A1タイプ | A2タイプ | A3タイプ |
クリエイターPC ・144Hz以上のモニター非搭載 ・専用GPU搭載 | B1タイプ | B2タイプ | B3タイプ |
ビジネスPC ・144Hz以上のモニター非搭載 ・専用GPU非搭載 | C1タイプ | C2タイプ | C3タイプ |
そんなLenovo ThinkPad X1 Nano Gen2ですが弱点が一つだけあります。
Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2の優れている点、劣っている点それぞれをくわしく解説していきます。
Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2公式ページはこちら当サイトでは
- パソコン購入時は用途とサイズを必ず最初に決める
- 基本スペックを絞り込む
- 裏スペックを絞り込む
という3ステップのルールに従って、ノートPCの評価をしています。
初めて訪れていただいた方は最初にこちらのページをご覧ください。
今回のLenovo ThinkPad X1 Nano Gen2はC3タイプということになりますが、世に出回っているC3タイプPCの中ではもっとも高い裏スペックを持っています。
まずは基本スペックからくわしく見ていきましょう。
Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2の基本スペックと基本情報
まずはLenovo ThinkPad X1 Nano Gen2の基本スペック、基本情報をご覧ください。
メーカー | Lenovo |
品名 | ThinkPad X1 Nano Gen2 |
タイプ | C3:13インチビジネス |
画面サイズ | 13.2インチ |
OS | ・Windows11Home ・Windows11Pro |
CPU※1 | ・Intel Core i5 1240P (17476) 12-16 28W ・Intel Core i7 1260P (16994) 12-16 28W ・Intel Core i7 1270P (17774) 12-16 28W ・Intel Core i7 1280P (20174) 14-20 28W |
GPU | インテルIris Xe |
メモリ※2 | ・16GB(✖️)(5) ・32GB(✖️)(5) |
ストレージ | ・256GB ・512GB ・1TB |
サイズ(横×奥行き×高さ) | ・293.3×208.1×14.8mm(タッチ) ・293.2×208.0×14.4mm(ノンタッチ) |
重量 | ・0.991kg(タッチ) ・0.966kg(ノンタッチ) |
ディスプレイ解像度 | 2160×1350 |
カラーバリエーション | ブラック |
インターフェース | 音入出力3.5mmポート Thunderbolt4×2 |
SIMスロット | オプションnano SIM(5G対応) |
光学ドライブ | なし |
テンキー | なし |
価格※3 | 268,378〜460,218円 |
- ※1 CPUスペックの表記について
- ■()内の数値はPassmarkのスコアです
■12-16とは12コアと16スレッドいう意味です
■28Wとは消費電力です
- ※2 メモリの表記について
- ■(✖️)は換装、増設が不可能であることを指します
■(5)はメモリの世代(DDR)です
- ※3 価格の表記について
- ■CPU、メモリ、ストレージ、OS、ディスプレイ、SIM対応など、選択によって価格が変わります
■価格は記事執筆時のものとなります
Core i7 1280Pと32GBメモリはセットになっています。
つまり、Core i7 1280Pを選ぶとメモリは32GBしか選べず、反対にCore i7 1280P以外のCPUを選ぶと16GBメモリしか選べません。
続きまして、当サイトが独自に定め、最重要基準としている裏スペック評価についてです。
Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2の裏スペック
- 裏スペックとは?
- 「CPUやメモリは当然のこととして、仕事用ノートPCには他にもこういう機能が欲しいよね」
というものを当サイトが独自に10項目選定し、それらをどれくらい満たせているかを10点満点で評価したものです。
詳細はこちらのページで解説しています。
Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2の裏スペックおよび裏スペックスコアは以下の通りです。
評価項目 | 内容 | 評価 |
---|---|---|
ボディ素材 | カーボン+マグネシウム合金 | ◯ |
重量 | 0.991kg or 0.966kg | ◯ |
画面の縦横比 | 16:10 | ◯ |
画面の最大明るさ | 450nit | ◯ |
sRGBカバー率 | 100% | ◯ |
画面上部ベゼルの太さ | 画面縦幅に対し5%以上 | ✖️ |
反射加工 | アンチグレア タッチディスプレイを選ぶとグレア | △ |
生体認証 | 指紋○、顔オプション | ◯ |
US配列キーボード | 選択可能 | ◯ |
インカメラ画素数 | 207万画素 | ◯ |
裏スペックスコア | 10点満点中 | 8or9 |
■裏スペックスコア9点は当サイトでは最高得点。
タッチ非対応のディスプレイを選んだ場合に限りますが、裏スペックスコアは9点となります。
(タッチ対応のディスプレイだと光沢アリの反射しやすい画面となります。)
この9点というスコアは、当サイトのC3タイプでは最高のスコアです。
ちなみにC3タイプでは…(2023年1月現在)
10点満点を獲得しているモデルは存在せず
9点を獲得しているモデルは1機種のみ。神。
8点を獲得しているモデルは4〜5機種で極レア。
7点以下は数十モデルあり、スコア的に微妙。
ということを考えると、Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2がどれほど優れているか、ということがよくわかります。
■ベゼルが少し太いのが唯一の残念ポイントです。
Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2の上部ベゼル幅は若干広く、画面縦幅に対して5〜6%となっています。
カメラ付近だけ微妙に太く、そこ以外は少し細めなのですが、評価対象としたベゼル部分は細い部分となります。
ここがThinkPad X1 Nano Gen2唯一のウィークポイントなのですが、ライバル機種であるDELL XPS 13(Plus)やHP Pavilion Aero 13はここをクリアしています。
作業中に常に目に入る部分であるため残念でなりません。
■顔認証はオプション。
Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2のインカメラは、通常カメラとIR対応カメラの二択になっています。
IRカメラとは赤外線技術を取り入れたカメラで、これがあることで顔認証機能が使えます。
ちなみに、IRカメラを選ぶと2,200円アップとなります。
Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2の購入時のおすすめの構成と価格
Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2を実際に購入するとなると、どんな基本スペックにするのが良いのでしょうか?
また、その時の価格はいくらになるのでしょうか?
選べるオプションが多いですが、当サイトが推奨する基本スペックで構成すると以下の通りです。
CPU | Core i5 1240P (17476) 12-16 28W |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB |
OS | Windows11Home 日本語 |
ディスプレイ | タッチ非対応 |
内蔵カメラ | IR付き |
SIM | 非対応 |
キーボード | US配列 |
上記の構成ですと価格は282,480円となります。
裏スペックスコアが9点ですので、1点あたり31,387円というのがコスパの目安になります。
その他 Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2で気になるところ
Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2を購入するにあたり、気になる点や注意点をまとめました。
キーボードの真ん中にある赤い丸はなんですか?
これはトラックポイントと言って、マウスカーソルを動かすために使うゴム製のボタンです。
ゲーム機のコントローラーのスティックに近い使用感です。
慣れると非常に使いやすいため、熱烈なトラックポイントファンも多いです。
LenovoのノートPCはラインナップがすごく多くて複雑なのですが、トラックポイントがあるのは最高峰モデルであるThink Padシリーズだけです。
また、タイピングの際は両手のど真ん中の位置に赤ボタンが来るので、キー入力の邪魔になることは一切ありません。
グラボも無いのにさすがに高過ぎませんか?
確かに高額です。
ですが価格に見合った性能は十分あると思います。
「高くてもいいからとにかく最高の機種が欲しい」という方にはこれ以上のものはありません。
「俺は最高の道具を使ってるんだ!だから最高の結果を出してやる!」という風に割り切って作業に没頭するタイプの方も多いです。
あと最高級品を使ってるからライバル機種に目移りしにくい、というのも大きなメリットです。
中途半端なものを買うと、作業中でも「やっぱりあっちを買えば良かったかな?」なんて迷ったり後悔したりで集中できず、作業が思うように進まない時もありますから。
まとめ Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2を厳しく評価したけど完全に最強だった。
以上、今回はLenovo ThinkPad X1 Nano Gen2を忖度なしに評価してみました。
裏スペックスコアは9点で、これは全てのC3タイプのノートPCの中でも最高の評価となります。
私は100機種以上のノートPCの細かなスペックをエクセルで一覧表にまとめているのですが、C3タイプではLenovo ThinkPad X1 Nano Gen2は最高得点の9点を獲得している唯一のノートPCです。
唯一の弱点は画面上部のベゼル幅が広いことだけです。
作業中は常に目に入る部分であるため私は気になってしょうがないですが、気にならない方には最高の機種です。
「高くてもいいから最高の物が欲しい」という方にはこれ意外無いでしょう。
ぜひ参考にされてください。
https://www.lenovo.com Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2公式ページはこちら最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事があなたの人生のお役に立ちますように。